青い獣の檻

※

「秀治。気持ちいいのか」

「き、気持ち……ぃ……あ……」

　ぎゅうっと蕾が締まり降谷のものが中で弾けた。どぷどぷと先端から溢れるものが秀治の中に染み込んでいく。秀治の一番奥を暴いたと思うと優越感で満たされる。降谷はゆるゆると腰を動かし始めた。それが物足りないのか秀治が、懇願するような目つきで顔をのぞいてくる。

「今度はおまえが動いてくれ」

「ふぁっ」

　ぐるりと体を反転させて秀治の体を持ち上げる。騎乗位の格好になると恥ずかしいのか足を閉じようとするので両手でそれをふせいだ。秀治の体重で降谷のものが更に奥深くを押し広げる。それが気持ちいいのかゆるゆると秀治が腰を動かし始めた。その刺激は物足りないものだったが好きなようにさせておく。

「んっ……ん」

　懸命に腰を振る秀治を見ていると体が熱くなってきた。降谷は空いている手で秀治の胸を撫で回す。爪の先でこりこりと押しつぶしてやると、ひくんと後孔が反応した。耐えきれなくなって秀治の腰を押さえつける。

「あっ……あ……」

　下から突くと秀治が悲鳴に近い喘ぎ声で感じているのがわかる。そう思うと悪い気はしない。

「ん……っく……う」

　秀治が薄くなった精液を飛び散らす。それが降谷の腹にかかった。後ろの刺激で果てたのかぎゅうぎゅうと肉が降谷の肉棒を押しつぶそうとしてくる。

　力尽きた秀治を胸の中に抱き寄せて横抱きにする。片足を大きく広げた状態で腰を落とした。

「……だ、だめ……なんかおかしっ……」

　急に慌てだす秀治を見つめながら腰を打ちつける。肌と肌の合わさる乾いた音が部屋に響いた。