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「漏らしてもいいぞ」  ぐずぐずに溶けた秀治の内壁に今にも果ててしまいそうになるのを堪えてそう促す。秀治はふるふると首を振ったが、もう限界にきているらしい。口が開きっぱなしになり、秀治の先端から透明な液体が勢いよくあふれた。それはシーツを濡らしていく。勢いよく溢れるそれを手のひらに当てると、恥ずかしそうに目を伏せる。 「潮吹きまで覚えてきたのか」  なおも腰を動かしながら秀治を追い詰める。顔を真っ赤にさせて揺さぶられる秀治を見るのは楽しかった。  限界が近づいてきて秀治は放心したように揺さぶられている。もう全力で感じてしまったらしく苦しそうだった。  降谷のものがぐっと膨れ上がった。そのまま溢れた精液を秀治の中に注ぐ。びゅくびゅくと先端から飛び散るそれは秀治の中をぱんぱんに満たす。ずるりと肉棒を抜き取ればごぷっと音を立てて白蜜が双丘を伝った。目元まで真っ赤にした秀治と対面する。ぐしょぐしょになった体をタオルで優しく拭いてやった。 「も、終わり?」  息も絶え絶えに秀治が聞いてくる。それを可愛いなと思いながら汗で濡れた前髪を整えてやった。 「まだしたいなら付き合ってやる」  ぶんぶんと首を振って拒否してきたので、首筋に噛みついてやる。甘い声を出して秀治は喜んでいるようだった。 「蓮……俺のこと好き?」  期待に満ちた眼差しで顔を覗かれる。ふっと微笑んでやると、ぽーっと頬を紅く染めるものだから頭を撫でてしまう。 「ああ。愛してる」 「っ!」  秀治が息をのんだのがわかった。そしてぽろぽろと涙をこぼし始める。急に泣き出した秀治に降谷もどうしていいか手を泳がせた。
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