6人が本棚に入れています
本棚に追加
そっと彼の薄い唇が、私の唇に触れる。
びくりと身体をこわばらせる私を宥めるように、彼の手が私の髪をなでた。
おもむろに顔を上げ、彼はバスローブを脱ぎ床に落とした。
私は、彼のその細身であるがほどよく筋肉のついた身体の綺麗さに圧倒され言葉を失っていた。
再び抱きしめられ、彼の吐息が首筋にかかり、それがとてもくすぐったくて私は身をよじった。
私の胸に触れながら彼が言った。
「痛かったら、言ってね?」
――無理は、させたくないから。
最初のコメントを投稿しよう!