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私は、仕方なく立ち上がると暗くなった部屋を出て、また次の夢を求めて歩き始めます。そうやって、夜は過ぎていきます。
私は死のうとして首を吊ってみたり(失敗したが)、何度も手首を切ったりもしました。
自責の念と辛い、辛かった日々の記憶ばかりが込み上げて来る毎日で死にたい、消えてしまいたいと思っています。
私は口をつぐみ、彼を見つめた。彼は黙って私を見つめていた。
不意に彼との最後の記憶が蘇り、私の胸に痛みが走る。
――もう一度、私は失うのだろうか?
側にいたい。ずっと、これから先、私が死ぬまで。
浮気されていても良い、身体目的でも良い。
側に居てくれたらそれだけで。
彼は、そっと私に声をかけた。
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