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話が逸れましたが、私は、私もあなたのことがずっと好きでした。
別れた後もずっと。
言葉が溢れて止まらなかった。思いの丈を全て彼にぶちまけた記憶はある。
「ありがとう」
彼は、そう言って泣いていた。
「ごめんね…」
「本当に、ごめん…」
強く、強く抱きしめられた。もう離さないと言わんばかりに。
落ち着いた頃、食事を外でとった私たちは、二人でバスルームに向かった。
恥ずかしくてまともに見れなかったが、久しぶりに見た彼の身体は、少し痩せたようにも見えた。
彼と向かい合わせに湯船に浸かりながら、彼が訊いてきた。
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