23人が本棚に入れています
本棚に追加
「やめて! 放して! 助けて! 怖いよ! ママ! パパァ!」
狭い小部屋の椅子に座らさせられた小百合。
目の前には先端の尖った鋭利な針を持った鬼がいる。
「いいか、お前はもう商品なんだ。ここでそれを叩き込む。
そういうと、鬼は持っていた針を小百合の右手の指の爪に刺した。
「いたああああああい! いたいいたいいたいいたい!!」
小百合はあまりの痛さに絶叫した。
「いいか、俺達が本気で殴ったら殺してしまう。そうしたら大損だ。だからこうやってお前に痛みを植え付ける。」
「やめて! もうやめてください! お願いします。もう泣かないから! だからやめてください!」
「だめだ、今回は右手の全ての指にこれを刺す。次に言う事を聞かなかったらどうなるか体で覚えろ。」
そういうと鬼はまた針を小百合の爪に刺す。
「いたあああい! いやあああああああ!」
「痛いか? 痛いだろ? 怖いか? 怖いだろ? 恐れろ! 泣け! 叫べ!」
その鬼は楽しそうに小百合を甚振るのだった……。
そして小百合はこれ以後、全てを諦め、その目から感情を無くすのだった…
最初のコメントを投稿しよう!