唇で咲かせて

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白くてリボンとフリルがついたキャミソールを脱がされ、ホックが外され、私の上半身を覆う布は全て取り払われた。 恥ずかしくて手で隠すとその手に魔法をかけるかのように口づけられ、私の手は自然と体を隠すのをやめた。 「すごく綺麗だよ、瑠渚の体。今夜の月よりも。」 感動したような声で言われ優しくベッドに押し倒された。薄暗い部屋で目が合う。恥ずかしくて泣きそうだけれど、彼の瞳を見ていたかった。
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