唇で咲かせて
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唯月くんの指と唇が私の上半身の隅々にまで触れた。まるで眠っている体を天使の羽で撫でて目覚めさせるかのように優しかった。それでいて体の奥から熱くなっていく。不思議な感覚だった。全ての細胞が彼を知ったところでワンピースが足から抜かれた。
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