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カグヤ姫
竹やぶの出逢いの巻〜
なんと可愛い、珠のような赤子じゃ。
家に連れて帰ろう。
ワシら夫婦には子供がおらん。
不憫に思った神様が授けて下さったに違いない。
ありがたや、ありがたや。
それにしても可愛い赤子じゃ、
きっと婆さんも喜んでくれる事じゃろう。
お爺さんの章
いや、しかし、たまげたわい。
光る竹から赤子とは。
ワシは夢でもみていたのかのう。
この話を聞いたら婆さんも、さぞかし、たまげる事じゃろう。
今から楽しみじゃ。ああ、楽しみじゃ。
お婆さんの章
金色に光る竹を切ったら赤子がおった?
それで連れて帰って来た、だって?
オマエさんねえ、もうちょっとマシな嘘をつけんのかい。
ワタシがそんな話を信じると、本当に思ったのかい。
オマエさん、若い頃から女癖が悪かったからのう。
どこで、こしらえたんじゃ?
正直に言うてみんしゃい!
さてさて、竹取翁の家に連れて来られたカグヤ姫。無事翁夫婦の娘として、絶世の美女に成長することは出来るのか?カグヤ姫の運命はいかに。
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