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「このまま俺に最後まで徹底的にやらせてください」
「卓郎くん。何か考えがあるの?」
「はい。中学の後輩でスゲー奴がいたんです。あの二人なら、ぜったいこの事件を解明できますよ」
「そこまで言うなら、卓郎くんに任せるわ。他の記事は私がなんとかするから、カリカリの謎を解き明かしなさい」
「了解です」
坂崎卓郎は過去に都市伝説をリアルに体験した事があり、これは間違いなく超常現象として恐ろしい事件に発展すると確信した。連絡帳を調べて中学の頃の同級生に電話して、俺たちの記憶に残る英雄に逢えないかと頼み込んだ。
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