ようこそ「サステナビレッジ樹海」へ

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　斎藤由芽さん（仮名：７５歳）は、今朝も広い寝室でさわやかに目覚めました。
　カーテンを開いて、バルコニーへと一歩踏み出すと、眼下には、新緑に覆われた、まだ若い木々が連なる森が、一面に広がっています。
　かつて「樹海」と呼ばれていた広大な森林です。

　小高い丘の上に建っているこのログハウス風コンパートメントは、伝統的な建築技術を活かした造りで、国産の貴重な森林資源を厳選して建材に使用しており、空調設備を使わなくても、自然の気候のもとで温度をきめ細かく調節してくれます。

　窓を大きくとった開放的な設計ですが、プライバシーにも充分に配慮し、玄関の外側の径や隣家の部屋からは、決して見えません。
　天窓からさしてくる柔らかい日差しが、天然の素材にあふれた部屋の中を優しく照らし出します。