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「ビアンカ……こんな気持ちは初めてです。胸が、震えている。私の中で眠らされていた感情が、奥深くから呼び醒まされている……」
ベリアルが唇を寄せ、私もまた求めるように唇を寄せました。彼の名を呼んだ時の名残を帯びた唇の熱がますます高まり、私の全身が熱く、激しく疼きます。
「ッハァ……」
薄く瞳を開けると、ベリアルの真っ赤な瞳に射抜かれ、花芽がドクンと脈打ちました。
リチャードであった時にも彼の手管に翻弄され、溺れましたが……ベリアルである彼の色香は、それとは比べ物にならないほど強大です。
フワッと香る彼の野生の匂いが鼻腔を突くだけで肌が粟立ち、彼に触れられた部分がすべて性感帯へと変えられて抗えないほどの激しい快感に揺さぶられます。
「ンッ、ンンッ……!!」
舌を絡め取られ、ベリアルから与えられた愛液を飲み干すと、全身の血液が激しく沸騰して沸き立ち、全身を駆け巡り、絶頂に貫かれます。
「あぁぁぁぁっっ!!」
あまりの激しい性の疼きに耐えきれず、ベリアルに縋り付くと、妖艶に微笑まれました。
着ていたはずのドレスはいつの間にか消失し、生まれたままの一糸纏わぬ姿でベッドに横たわっていました。
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