悪魔のように美麗な執事に恋に堕ちてしまった私は、悪役令嬢となって婚約者をヒロインに差し出すことにいたしました

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 とろとろに柔らかくなった私の蜜穴に、彼の熱い欲の塊がズブズブと埋め込まれていきます。絶対に入るはずないと思うほど巨大なそれは、私の中で形を変えてピッタリと纏わり付き、複雑な襞を擦り、失心しそうな快感を与えながら奥へ奥へと突き進みます。 「ッッぁ、ぁああ!! ハァッ、ハァッ、ハァッ……ッッ!!」  私の躰が内側から暴かれていくようです。脳髄が快感で蕩け、全身が打ち震えます。  あぁ、繋がっている。  ベリアルと私は……結ばれたのですね。  涙で潤んだ瞳で縋るようにベリアルを見上げると、宥めるような優しい口づけを与えられました。 『えぇ、私たちは結ばれました。  貴女の熱を感じます。貴女の温かさが、私の中に流れ込んできます』  ベリアルの声が、胸に響いてきます。  私の中で彼の猛りが蠢き、その存在を主張します。感動で胸が熱くなり、彼への愛情で心が満ち溢れてきます。  愛しています、ベリアル。  貴方と初めて会った時から、ずっと。  貴方が何者であろうとも、この気持ちは変わりません。
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