ご対面

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ご対面

愛犬のご対面。 「ルンバ、新しいお友達だよ」 私の横にはねこと言っても2足走行の真っ白、例えれば某大手携帯電話会社の調味料の名前がついているロボットのねこ顔版の様なロボットだ。 ルンバは不思議そうな顔で真ん丸い目を見開いてすいっちねこを見ている。だけど尻尾は振っている。よしよし、大丈夫そうだ! 「ルンバあのね私ねお仕事が忙しくなっちゃってお家の事があんまり出来ないの」 私はすいっちねこが現れた理由をルンバに説明をした。 「クゥ~ン」 「だからね、お家の電化製品のスイッチを押してくれるねこちゃんが増えたの。時間とスイッチ入れる物とか最初に入力しておけばちゃんとやってくれるからね」 「・・・・・」 ルンバは又真ん丸い目で私を見上げて尻尾を振っている。ルンバも嬉しいかな? 「ただね、ルンバ…すいっちねこちゃんはロボットだから一緒に遊べないからね。すいっち入れる時だけ動くから、歩き出したり、高いスイッチ入れる時は急に足が伸びたり…びっくりしないでね」 「クゥ~ン」 少し不安げなルンバ。ルンバはたまに緊張したり怒ったりすると失便をする。それをしないところを見ると大丈夫みたいだ。 「後ねルンバ、すいっちねこちゃんはお話しもするからね。急に声が聞こえてもビックリしないでね」 【ビックリしないでね】 急にすいっちねこが話した。ルンバはビックリして後退りしながら真ん丸お目目をうるうるさせて警戒しながらルンバを見ている。
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