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ダメか…。そうだよな…。
アメリカに行かなくたって、麗華さんはもう新しい家政婦さんを雇ったって言ってたし…。
麗華「ダメよ、あなたはもう何でも屋じゃない。あたしの恋人でしょ?」
麗華さんは俯いていた僕の頬を両手で挟んだ。
麗華「同居じゃなくて同棲よ!」
恋人…? 同棲…!?
僕の心は一気に明るくなった。
嬉しくて嬉しくて、叫び出したいくらいだ。
麗華「あー。昨日はホテルに泊まったからくつろげなかった!」
優介「…ホテルに泊まったんですか?」
麗華「そうよ。今日はもう仕事も無くなっちゃったし、家に帰ってゴロゴロしたい! …もちろん、ポチと一緒にね!」
麗華さんの少し照れた表情が可愛すぎて、僕はキュンとなる。
優介「…帰りましょうか。」
麗華「うん、帰ろう!」
僕たちは手を繋いで歩き出した。
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