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麗華「いっ、今ポチが、甘いこと言った!」
僕は恥ずかしくて焦ってしまう。
ポチ「僕なんかが、ごめんなさい!」
麗華「…なんか? 『なんか』って何?」
麗華さんは急に怖い顔に…。
優介「だ、だって、僕は麗華さんみたいに綺麗な容姿じゃないし…。それに、何の才能もない。そんな甘い言葉、不相応というか…。」
麗華さんは大きなため息をついた。
そして、また僕を睨みつける。
麗華「『なんか』って言うのやめて! あなたの目の前にいるのは誰? 」
優介「れ、麗華さんです…。」
麗華「そう! あなたの彼女でしょ? こんな美女があなたのこと大好きだって言ってんの! 『なんか』だったら好きになんてなってないから!!」
…大好きって言われた。
心のモヤがサーっと吹き飛び、優しく温かい風が吹く。
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