10.わがまま美女と優しすぎるモブ男。

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麗華「なっ、なんか文句ある!?」 ボーッとのぼせあがってる僕に、麗華さんは強気な口調でそう言った。 なのに、表情は照れていて…可愛い。 優介「文句なんて1つもありません。」 僕は優しく彼女にキスをした。 真っ直ぐに麗華さんを見つめると、たまらなく愛しい気持ちが込み上げた。 優介「僕、麗華さんとずっと一緒にいたいです。」 麗華「…あたしもよ。」 麗華さんは美しい微笑みを僕にくれた。 優介「結婚…してくれませんか?」 指輪も何も用意してない突然のプロポーズーー。 でも、今どうしようもないくらいとても言いたくなったんだ。 優介「あなたの恋人になれて、一緒に暮らせるだけですごく幸せなはずなのに、家族になりたいと思ってしまいました。…気が早いですかね?まだお付き合いを始めて半年しか経ってないのに…」 麗華さんは手のひらで顔を押さえて泣き始めた。
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