悪役令嬢のお話

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「皇太子殿下が近々我がファリス領に来ることになっている、お前には皇太子殿下を我が屋敷まで、案内してもらう」 執務室でお父様が私に言った、 私にとって初めてのお役目でとても嬉しかった 「わかりました、それで皇太子殿下はいつ頃いらっしゃるのですか?」 「3日後だ……解ったならもう部屋に帰れ」 「わかりました、失礼しました」 (三日後ですわね!急いで準備しましょう!) 部屋に戻ってドレスを見ていたらいきなりドアが開いた ガヂャ! 「おいルゼ!お前また、メイドを虐めたのか!止めろと言っただろ!」 声を荒らげた、銀髪に碧眼の男がルーゼに向かって歩いてきた
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