122人が本棚に入れています
本棚に追加
耳元で声がして目が覚めた、
視線を向けるとミセルがベットの脇に座っていて、下を向いて、ポツポツと話している
(…私が目覚めたことには気がついてないみたいだ)
ミセル「だってお前、父様のこと大好きじゃん」
ルーゼ「違います」
(とっさに否定の言葉が出てきた、大好きなはずがない、)
ミセル「おっお前、起きてたのかよ、」
(聞かれているとは思はなかったらしくとても驚いている)
ルーゼ「起きてたのではなく、今起きたんです、耳元で騒がないでください」
ミセル「すっすまねぇ、あっ…」
何かを言おうか言わないか悩んでいるミセルにこう言う、
ルーゼ「お父様のことは嫌いではありません、実際少し前までの私はお父様を慕っていましたし、ですが今は違います、願っても貰えないのだから諦めが付きましたよ、」
(言い過ぎた……………………なぜここまで言ったのだ……)
ミセル「諦めってなんのだよ、」
ルーゼ「…話しすぎました」
(親の愛が欲しいなんて、子供じみた思いなど、知られたくない、)
そう思い、赤くなった顔を見られなよっ布団に潜る
最初のコメントを投稿しよう!