悪役令嬢のお話

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彼が差し出したのは鳥の串焼きだった ?それ、私がさっき見ていた鳥の串焼きだわ、 「??何よ?」 「ん?俺もこれからはご飯なんだけど、忘れて2本も買っちまったから、お前と半分個してぇな〜と思って、お前さっきこれ食いたそうに見てた、だろ?」 !!何よ、気遣いのつもり? でも… 「…そうねご飯なら仕方ないわね、私が半分個食べて差し上げますわ」 「おっほんとか?、よかった、昼飯食えなくなるとこだったぜ、じゃはいこれ」 彼はそう言い鳥の串焼きを一本手渡してきた、 「…………いただきます」 「おう!じゃ俺も、いただきます」 …………美味しい………… 「はい、これ、鳥の串焼きの代金よ、」 食べたのだから代金は払わなくてはね 「えっいいよ別に、俺がお願いして食べて貰ったんだから」 そう言うけど。やはり食べたのだから払いたいのもね、 「何?私はが払ったのだからな、あなたは受け取っていればいいのよ」 少しきつすぎたかかしら? 「ははっなら貰っとくな、あんがと、 そう言えばお前の名前って名なんて言うんだ?俺の名前はセンだ、 」 名前………… 「私、今度また王立図書館に行きますの、そうね、あと1週間後ぐらいかしら、もし会えたら教えてあげるわ」 どうせ会えないだろうけどね、 「1週間後か、分かった、じゃまたな!」 そう言うと彼は通りにでて人混みね紛れてしまった 「えっ!ちょ!」 行ってしまったわ、まぁ、どうせもう合うことはないのだし、気にしてもしょうがないわね いよいよ明日、皇太子殿下がいらっしゃるわ 緊張するわね、 えっと、ドレスは用意したし、馬車はお父様が手配してくれていたから、準備でいているわ、 皇太子殿下はファリス領、西夜の門に午前9頃ご到着なさるわ、なので私は、6時にここを出ればいいわね、 よし!準備はバッチリね! ならお風呂に入ってメイドにマッサージをしてもらいましょう! 皇太子殿下に会うのだからマッサージに半日は必要よね! 寝坊しては大変だから今日はもう寝ましょう
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