始まりはいつだって突然に

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道中、何度か道を聞き直し…辿り着いたのは 活気づいた声が多く聞こえる街だった。 声と声の隙間を縫うように 立ち並ぶ店を見ていく そのうちに目的の場所を見つける 宿屋 受付を済ませ 部屋へと急ぐ 歩き通しで、すぐにでも休みたかったのもあるが あまり…人目に触れていたくもなかったからだ。 やましいことがある訳ではない ただ…素性がバレると、何かと面倒くさい 経験上…そんなことを何度も繰り返してきたからだ だからと言って、引きこもってもいられないのが…困りものであり 旅の仲間と合流をしなければいけない以上、わかりやすい場所にいる必要もある。
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