2 男娼和樹

2/2
前へ
/24ページ
次へ
和樹が俺の乳首を舐め上げてきた。 思わず「うっ」と声が出る。 「よし君、感じちゃった?」 上目遣いで聞いてくる。 これが合図なのだ。 そろそろプレイを始めようという。 「ああ、あまりに和樹の舌が小さくて可愛くてね」 その言葉を聞いて和樹は嬉しそうだ。 和樹は自分の体を使って泡泡の湯船の中で俺の体を這う。その光景は見ているだけで十分にエロい。 俺の体も反応する。 「やばいな・・・それ」 「んふっ。和樹のこと思い出させなきゃ。  こんなにエロい子だって」 そう言いながら、俺の中心を握る。 「すごいぃぃぃ。よし君の大きくなったぁぁ」 俺より華奢にできてる小さい手で強く握ってくる。 「和樹、もうそんなにしては、我慢が効かなくなるじゃないか」 まだ、演技は続いている。 「じゃあ、和樹のここもしてくれるぅ?」 俺の顔の前にかわいいお尻を出してくる。 「ああ、ここが寂しかったのかい?」 俺はその柔らかい尻を撫で回す。 「ずっと寂しかったんだよぉ」 和樹は尻の割れ目が見える様にぐいっと突き出してくる。 「ここがいいんだろう?」 そう言いながらその突き出されたお尻の中心にある、窪みに指を這わす。 「はあぁぁん、そこ寂しかったぁ」 そのまま指を差し込んでいく。 「そこぉぉ」 ヒクヒクしているその窪みを舐め上げる。 「やあぁぁん。気持ちいぃぃ」 舌を尖らせてもっと中を探る。 もう和樹の前はヨダレをたらし始めている。 「和樹は、こんなに堪え性がなかったかい?」 少し意地悪なことを言ってみる。 「そんなの言わないでぇぇ。だって、よし君会いにきてくれないからぁぁ」 うまいこと言う。 ”俺だけが、客じゃあるまいに” 「和樹のここには何がほしいかい?」 そのまま演技を続ける。 「恥ずかしくて言えないぃぃぃ」 和樹も演技を続けている。 「言わないと、わからないよ。お姫様」 おれは意地悪に指を突っ込む。 「いやぁぁん。そんなに奥触っちゃだめぇ」 「さあ、言ってごらん。何がほしいのか」 「んんん・・・よし君の、お・・・ちん・・ぽ」 その言葉で自分も我を忘れそうになる。 「いい子だ。じゃあこっちにおいで」 和樹を抱き上げ湯船から出す。 「俺のここも可愛がってほしいな」 その言葉を聞いて、和樹は膝立ちになり俺のそそり立つ男根を舐め出した。 シャワーをそのまま浴びる。頭から浴びるシャワーで濡れている和樹の顔が妙にいやらしい。 ”ビュビュっ” あまりに手練な和樹のテクニックに思わず出してしまった。 「んんっっ」 和樹が口で受け止める。 「ごめんよお姫様。あまりに愛しすぎて思わず出してしまったよ」 和樹の口の前に手を出して、吐くように促す。 和樹の口からドロっとしたものが垂れ出た。 「いいよ。よし君のは美味しいからぁ」 そんな筈はないが、蕩けた顔をして見上げてくる。 この和樹という男はとても可愛い。 きっと演技なんだろうが・・・。 「さあ、俺が綺麗に顔を洗ってあげようね」 泡を和樹の顔に広げる。 和樹はされるがままにしている。 そのあとは、風呂をでて和樹と性を貪りあった。 こんなに熱くなったのはいつぶりだろうか・・ 久しぶりに抱いた和樹の体は暖かく、溶けてしまいそうだった。 和樹も6時間の指名なのだから、今日はゆっくりしたらいい。 そう思って好きな食べ物も注文させた。 何かリクエストがないかと聞いても、 オンラインで映画が見たいと言うくらい。この日は『ティファニーで朝食を』を見たいと言ったくらいだ。 だが、それ以上の欲を決して和樹は出さない。 好きなものを食べていいと言っても、庶民的なものを頼む。欲深い男娼はここぞとばかりに高級寿司の出前やシャンパンを頼む。 今まで何人もの男の子を買ってきたが、この和樹はある意味プロなのだ。 俺の素性も聞いてこない。 そんな和樹のことは、気に入っていた。 「和樹、困った事があったらまた連絡してこいよ」 部屋を出るときにいつもいうセリフだ。そう言っても、和樹は本当に困ったときにしか連絡してこない。そんな奴なのは分かっている。 「うん。よし君に会いたくなっちゃったら、またメールするね」 どこまでもプロな男なのだ。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加