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「兄様…これから僕は、どうすればよいのでしょうか?」
答えが出ないとわかっている質問をわざとぶつける。
少しの沈黙の後、レオンは静かに言い放った。
「貴様はダイアナとして生きる。だから…死んだダイアナとして、恥じぬ生き方をしろ。それが、ダイアナの名を残せるせめてもの救いだ。」
まともな答えが帰ってきたことにやや驚いた。
知るか。
程度で済まされるものだと思っていたからだ。
いくらジクスを恨んでいたとはいえ、さすがはエリート王子だと感心した。
それからはまた長い沈黙が馬車を包んだ。
聞こえるのは馬の蹄の音だけ。
静かな夜景を見ていたが、パーティの人混みに疲れたのか。
ふとした瞬間には目をつぶっていた。
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