1、さあ料理を始めましょう

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1、さあ料理を始めましょう

※これは『ウォーターサファイア』のアーサーとノルディンが巻き込まれた、とあるお料理教室での事件簿です。 ―――――――――   「それでは」  爽やかな声で、前に立つカリスマ(かつ美人)料理研究家として名高い、ミシェル・フェイザーが、手にしていたジャガイモを、優雅に掲げる。 「今から、このポティトゥで、あっと驚く料理を作ります。はい、みなさん、私の手元を見ていてくださいね」  実に魅惑的に微笑んでから、彼女はぐるっと教室の生徒を見渡す。 「今晩からすぐに使える、ミシェルの魔法のレシピです」  語尾の後ろに、♪が、ついているように聞こえる。  ピカピカに磨かれた、銀に光る、調理台が目の前にある。  その上には、今回使う食材の数々がオブジェのように並べられている。  初心者でも安心♪ という謳い文句は本当だろうか。  アーサーはごくりと唾を飲み込んだ。  テレビで、ミシェル・フェイザーを見ない日はない、といわれるぐらい、彼女はマスコミにも露出の多い売れっ子料理研究家だった。  独創的な調理方法で有名で、人気の高さを物語るように定員四十人の『ミシェルのお料理教室』は、毎回五千人を超える希望者が押し寄せるほどだ。  その激戦を勝ち抜いた栄えある四十人の生徒の中に、アーサー・ヴァレットはいた。  そして隣には、『ミシェルの魔法のレシピ❤』と刺繍の縫い取りがあるエプロンをまとった、ノルディン・カーンが腕を組んで座っている。  再び、アーサーは生唾を飲み込んだ。  す、すみません、ノルディン先輩。  必死で、アーサーは相棒である、ノルディン・カーンに心の中で詫びていた。  二人は、アソーティカ市警察刑事部殺人課に所属している。殺人専門の刑事だった。その上、ノルディンは一九〇センチ近い長身で、皆より頭一つ分は優に抜きんでている。  ほとんど女性が占める料理教室の中で、明らかに二人は浮いていた。  前の調理台に立つ、この教室の主催者、ミシェル・フェイザーも無視しがたいようだ。  愛想のよい笑顔を、まんべんなく生徒へ振り撒こうと努力はしているものの、無言で腕を組むノルディンへ時折視線が止まる。  ノルディンは、無表情に前を見つめていた。  ピンクのエプロンが、驚くほど似合っていない。  しかも、大きいサイズがなかったため、ミニスカートのようだ。  アーサーは、脂汗が出そうだった。  恐ろしいことに、この二人の料理する姿が、アソーティカ市警察月報に載ることになっているのだ。  傍らには、カメラマン一人と、記者が一人。  さっきから、シャッターを切る音がミシェルの声の合間に響く。  アーサーは、申し訳なさにぎゅっと目をつぶった。  ことの起こりは、三日前だった。  昨日起訴状を送致したばかりの犯人の内部調査書を、アーサーは同僚のウィル・ヘイルズウッドに頼まれて作成をしていた。  そこへ、一つ年上のアーサーの先輩、セス・ゴールディンがすすっと近寄って来たのだ。  車輪付きの椅子に乗ったまま、ころころと音をさせて、電脳に情報を打ち込むアーサーの側に顎を寄せる。 「なあ、アート」  声を聞いた瞬間、アーサーは何だか嫌な予感がした。  妙な猫なで声だったのだ。  所属する刑事部殺人課第四係で、アーサーは一番年下だった。しかもまだ三ヶ月しか経っていない。一番年の近いセスは頼みやすいのか、よくアーサーにいろんなお願いをしてくるのが常だった。  今回も、お願いごとの予感がする。  にこっと、笑ってアーサーはセスを見る。 「はい、セス先輩。なんでしょうか」  手を止めて、アーサーはセスに敬意を払う。  セスの相棒のウィルなら軽くいなしながら電脳に打ち込み続けているところだが、アーサーにはそんな高度な技は使えなかった。  セスも、にこっと笑う。 「三日後の夕方五時から、暇か?」 「三日後――ですか?」  アーサーは、机の上に置いてある、卓上型のカレンダーをちらりと見る。 「いえ、通常勤務ですが」  終業時間は、いつも大体午後七時ぐらいになる。しかも、事件が起こらないとも限らない。  セスの笑顔は変わらない。 「暇、だよな」  彼は、引かなかった。 「あの……。三日後に、何があるんですか?」  アーサーの問いに、笑顔のままセスは右手に持っていた券をぴっと差し出す。 「料理、作りたくないか?」  意表を突く言葉に、アーサーは目を瞬いた。 「料理、ですか?」 「今、一番人気のカリスマ料理研究家、ミシェル・フェイザーのお料理教室の整理券がここにある。一般公募のやつだ。すごい競争率だったんだぞ」 「あ、あの……」  状況が読めずに、アーサーはどぎまぎとする。 「しかも、二枚だ」  シャキーンと、券をずらして二枚の整理券をかざす。困惑するアーサーを無視して、セスがどんどん話を進める。 「もったいないが、お前に譲ってやる」  セスはすっと、アーサーに券を差し出した。  え? 料理教室?  事態を把握しきれずに、アーサーはしばらく券を眺めていた。 「ほら、受け取れよ」  ずいっと、強引にセスに差し出され、アーサーは思わず手に取った。 「はっーっははっ! 受け取ったな、アート!」  勝ち誇ったようにセスは足で床を蹴って、椅子のキャスターをころころと音をさせながら後退していく。 「間違いなく、料理教室に行ってくれ! 俺からは以上だ!」 「ちょ、ちょっと待ってください、セス先輩!」  思わずアーサーは立ち上がった。 「料理教室なんて……しかも三日後なら、すぐです!」 「安心しろ」  ずりずりと後退しながら、セスが片目をつぶる。 「道具やエプロンは借用出来る。その上、会費も納入済だ」 「そういうことではなくて……」  二人がもめているところへ、ゆらりとノルディン・カーンが戻ってきた。  彼は別室で資料を見ていたのだ。  相棒のノルディンは、アーサーの隣の席だった。自席に戻ろうとした足を止めて、ノルディンは黒い瞳を言い合う二人に向ける。  アーサーを見てから、セスを見る。もう一度視線を戻して、アーサーに尋ねた。 「どうした、アーサー。セスと何かあったのか」  原因はセス。被害を受けたのはアーサーと、この場の状況だけでノルディン・カーンは判断したらしかった。  さすがだ。  でも、状況を話せば、セスの無茶振りを暴露してしまうことになる。  言葉を飲むアーサーに、突然助け舟が出された。 「セスが、アートに無茶なことを押し付けたんだよ」  電脳に猛烈な勢いで資料を打ち込んでいた、同僚のウィル・ヘイルズウッドが、一刻も手を止めることなくノルディンに説明する。  彼の席は、アーサーの斜向かいになる。前できちんと彼は二人のやり取りを聞いていてくれたようだ。  カタンと、最後の文字を打ち込み、ウィルの手が止まる。  彼は椅子をくるっと回して、アーサーたちへ顔を向けた。 「三日後の夕方開催される料理教室の整理券を渡したのかな? 行けなくなったのを、無理矢理アーサーに押し付けたんだ。な、セス」  ウィルに図星を指されたのか、セスが頬をかすかに膨らませる。 「料理教室?」  ノルディンが、問い返す。 「はい……」  アーサーは手元にある券に記された文言を読み上げる。 「ミシェルの魔法のレシピ教室……今夜からあなたも、カリスマ料理人――の、料理教室です」  ノルディンの眉がかすかに上がった。 「あの、ミシェル・フェイザーの料理教室か」  意外とノルディン先輩は世事に堪能なのだ、とアーサーは驚く。 「ご存知ですか?」 「どんな料理を作るのかは知らないが――彼女のことはよく目にする」  言葉を切ると、ノルディンはセスを見る。 「五千人ほど応募があるんじゃないのか、公開教室となると」  こくんと、セスはうなずき。とぼとぼと足で地面を掻きながら、椅子に乗ったまま再びアーサーたちの元へやってくる。 「そうなんですよ。一年前から頑張って応募して、やっと勝ち取ったんですけどね」  しょんぼりとしたように、セスが呟く。  ノルディンが、アーサーの手元を見る。 「券が二枚ということは、彼女と行くつもりだったのか」  不意に、にこっとセスが笑った。 「どうして解るんですか、ノルディン先輩」  ふっと、ノルディンが微笑む。 「お前が積極的に料理教室を希望するはずがないからな。彼女の希望でもあったんだろう。料理を一緒に作りたい相手は、そのぐらいしか思いつかない」  セスの笑顔は、すぐに落胆に変わった。 「そうなんです。彼女、ミシェル・フェイザーの大ファンで……」  言葉を切ると、ふうっと、吐息をつく。 「一度料理教室に参加してみたいって、ずっと言っていたんです。それで、俺、一年前から頑張って抽選に応募し続けて――まぐれでも受かったら、彼女にプレゼントするつもりだったんです」  セスが背もたれに顎を乗せ、はああと、魂をしぼるような吐息をつく。 「やっと、当選の通知を貰ったっていうのに」  口から、魂が抜けだしそうだ。  これほど弱っているセスはあまり見たことがない。  アーサーは段々、気の毒になってきた。  ノルディンは自分の椅子を引き寄せ、腰を下ろす。 「彼女の都合が、悪くなったのか」  こくんと、セスの頭が揺れる。 「『ブラック・ローゼン』のコンサートに負けました」  耳をつんざく音楽で、若者たちに絶大な人気を誇るバンドだ。  セスの背中が黄昏れていた。  ふうううと、太い吐息がセスの全身から、あふれる。 「――なら、素直に料理教室をキャンセルすればいいだけのことだろう。人気の教室だからすぐに補充が入るだろう」  ノルディンが静かにセスに言う。 「もう会費を納めているのなら、それは無駄になるが――アーサーに行ってもらう必要があるのか?」  セスはしばらく、返事をしなかった。  突如、彼は両手で顔を覆った。 「俺、てっきり彼女と行けるものだと思って――」  絞り出すように、セスが呟く。 「言っちゃったんです」  無言でノルディンは、セスを見つめる。 「誰に言ったんだ、セス?」  問いかけに、しばらくセスは無言を貫いていた。  覆っていた手の指を少しずらして、ちらっと、セスがアーサーを見る。  また、ぴっと、閉じる。  相当、言い難いことだ。  ふう、とノルディンが小さな吐息をついた。 「お前のことだ。凄まじい倍率をかいくぐって手にした料理教室のことを、誰かに自慢したんだな」  ノルディンの指摘に、こくんとセスの頭が揺れる。 「で、相手はそれに興味を示した」  再び、セスの頭が振られた。 「――抜き差しならない事態に、一体どうして陥ったんだ、セス。言ってみろ」  顔を覆っていた手を、ぴしゃっとセスは、拝むように合わせた。 「広報が取材に来るんです!」 「広報?」  オウム返しにしてから、ノルディンの表情が動いた。 「ああ。アソーティカ市警察月報か」  コクコクと激しくセスの頭が揺れる。 「俺が、料理教室に受かったと言ったら、ぜひ『市警察の余暇の過ごし方』ってコーナーで取材させて欲しいって。彼女との記念になるし。喜んでくれるかと思って――」  ノルディンが額に手を触れる。 「お前は、二つ返事で引き受けたんだな」 「驚かせるつもりで何も言わず、その日は空けておいてくれって、彼女にはお願いしていたんですが」  しょぼんとした顔で、セスが続ける。 「そしたら昨日連絡が入って、『ブラック・ローゼン』のチケットが手に入ったからって……。日を空けてくれというのを、俺とのデートだと思っていたみたいで、きちんと俺の分まで券を手に入れてくれていたんです。丁度、一緒にコンサートに行けるって、すごく彼女、喜んでいて……」 「驚かせてやろうと、黙っていたのが裏目に出たんだな」  再び、セスはこくりとうなずく。 「あんまり嬉しそうだったんで――料理教室のことを言い出せなくなってしまったんです」  アーサーは、途方に暮れたようなセスの顔を、眉を寄せて眺めた。  そんな事情があったんだ。 「広報に、記事を差し止めてもらうことは出来なかったのか?」 「それがメイン扱いで紙面を空けてくれていて、ミシェル・フェイザーにも許可を得た後だったのです――」  再びセスが顔を手で覆う。 「もう、キャンセルですとは、言えない状況になってしまって」  心底、セスは途方に暮れていた。  ノルディンは目を閉じて呟いた。 「全てが確定するまで、安易に物事を口にするもんじゃないな、セス」  小さく、セスの頭が揺れる。 「事件も同じだぞ」  解りました、というように、セスが力なくうなずく。  その様子をしばらく見つめてから 「それで、その尻拭いを、アーサーに押し付けた訳か」 「料理に興味があるかな、と思って――寮でもこまめに自炊をしているので」  アーサーは何とも答え難かった。  母親が調理済みの料理を冷凍して山ほど持たせてくれるのだとは、言い辛らい状況だ。自炊というより温めているだけだったのだが。  沈黙するアーサーを、再びセスがちらっと見る。  俺がこんだけ困っているんだ、助けてくれよ、アート。と、目が訴える。  刑事の眼は、どんな武器よりも強力だ。  でも、月報に載るのなら、殺人課一のイケメンとして名の知れているレン・ハーヴェイ先輩もいるはずでは。  アーサーは、そう、セスに問いかけてみた。 「レンは、取りつく島もなかった。二秒で断られた」  一応当たってみたのだ。 「頼む、アート。お前が最後の頼みの綱なんだ」  どうやら、背水の陣でアーサーに声をかけたらしい。  きつく手を合わせて、一心にセスがアーサーを拝み倒す。 「顔が出るのが嫌なら、手だけという方法もある。何とか頼む!」  よく考えると、セスは何くれとなく、後輩のアーサーの面倒を見てくれている。(面倒をかけているの間違いではないか、とこの前ウィルに突っ込まれたが)  三日後。  アーサーはちらっとカレンダーを見る。  ここまで頼まれたら、仕方がない。 「正直、あまり料理は得意ではありませんが」  アーサーはやっと口を開く。 「広報の方が僕でも良いというのなら、行きます」  にかあっと、セスが笑った。  さっきまでのうなだれ具合が嘘のようだ。  もしかしたら演技だったのかな? と思わず疑いかけて、アーサーはぶんぶんと否定した。セス先輩がそんな手管を自分に使うはずがない。  きっと、心底困っていたのだ。 「そうか、行ってくれるか!」  ぽんと、セスが肩に手を置く。痛いほどだ。  浮かれるセスに、アーサーは急いで言葉を続けた。 「でも、僕一人でも良いですか? 券は二枚ですが、一緒に行ってもらえる人がすぐに思いつきません」 「まあ、三日後だしな――」  仕方がない、というように、セスが呟く。 「広報としては、俺たちよりもミシェル・フェイザーを撮ることが目的みたいなもんだからな。ミシェルたちの方も、市警察に全面的に協力してくれる、って快諾してくれたそうだ」  ぽんぽんと、嬉しそうにセスが肩を叩く。 「たぶん、周りは全員女性だと思うが」  笑みが深まる。 「頑張ってきてくれ、アート。選ばれし、四十人の一人なんだからな」 「あの……どんな料理を作るんですか?」 「ん――」  うなりながら、セスが服の隠しからくしゃくしゃになった資料を引っ張り出した。 「ええっと、ポティトゥの――。笑うな。本当にこう書いてあるんだ。『ポティトゥ蝶々の舞い・エレガンスを添えて』」  しんと、辺りが静かになった。 「それと、『アジの可能性を追求するコンテンツ・レモンかけ』『暗黒より聞こえる声・トマト風味』」  セスの声がだんだん小さくなる。 「デザートは『死を招く果実』――だ、そうだ」  アーサーはしばらく無言でセスを見つめていた。 「セス先輩。それは、本当に料理ですか?」 「料理のはずだ」  千切れそうな紙を、アーサーに差し出す。 「参考にしてくれ、三日後の話を楽しみにしている」  擦り切れたチラシを受け取り、アーサーは途方に暮れていた。 「これ――料理完成図、とか、広報部は写真に撮るんですよね」 「多分な」 「制限時間内に、僕の腕で完成する予感が、あまりしないのですが」 「大丈夫だ、アート」  力技で、セスがアーサーを納得させようと、両肩を掴む。 「お前なら、出来る」  にこっと笑うと、セスは 「じゃ、頼んだ!」  と、再び椅子をカラカラ言わせながら、後退する。 「広報には、メンバー交代を言っておくから、頑張ってな」  そのまま、セスは自分の机に椅子を放り込みさっさと立ち上がると、口笛を吹きながら、刑事部第四係が入っている第一室を大股に出て行った。  あの顔では、その足で広報に向かうのだろう。  しばらく、アーサーは握った整理券をじっと見つめていた。  後悔を、ぐっと握りつぶす。  仕方がない。セス先輩が困っていたんだ。やるしかない。  包丁を使ったら流血の惨事になるかもしれないけれど――何とかやってみよう。 「大丈夫なのか?」  横で見守っていたノルディンが、口を開く。  アーサーは、小さく首を振った。 「自信はありませんが――何とかやってみます」  ノルディンは机に肘をつき、アーサーを見ていた。  しばらく考えていたが、すっと手を伸ばす。左手が、アーサーに差し出される。  え? 何だろう、とアーサーはノルディンの手の平を見つめた。券を見せてみろ、ということだろうか。  その時、ノルディンが発したのは、アーサーが思ってもみない言葉だった。 「一枚、俺が引き受けよう」 「え?」 「料理教室の整理券だ。時間の都合をつける」 「ええっ!」  アーサーは思わず叫んでいた。 「そんな、ノルディン先輩!」  驚愕するアーサーに、かすかにノルディンが口角を上げる。 「広報誌に、得体のしれない物体を載せる訳にはいかないからな――元はといえば、セスの失態だ。お前だけがかぶることはない」  硬直するアーサーの手から、するりと整理券が一枚抜かれた。 「五時からか」  ノルディンが静かに立ち上がった。 「グリッツ主任に、かけあってくる」  ゆったりとした歩調で、ノルディンが第四係主任ロバート・グリッツの元へ歩いていく。  アーサーは、茫然とその背中を見送っていた。  ノルディン先輩が、料理教室、を?  ええっ!  そのあまりにそぐわなさに、アーサーは呼吸が出来なくなった。  ノルディンは、グリッツ主任と話し込んでいる。ケラケラと、主任が笑い声を上げる。  そして、グリッツの視線がアーサーに向けられる。ぐっと親指を立てて、了承のサインをしてくれた。  頑張ってこい、という、合図だ。  かくして――  三日後の午後五時、アーサーとノルディンは、アソーティカ市の目抜き通り、ナシェル通りを少し入ったおしゃれなの建物の中で、ジャガイモと向き合っていた。
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