第①章~破滅への道~

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初めての客は 50代半ば過ぎ位の けして小綺麗とは言えない人でした 自分の父親よりも年上の人の相手をするなんて事は今まで考えた事もなく ショックと恐怖とで涙が出そうになるのをこらえながら その客の横に座りました 座ったとたん その客は 私に覆いかぶさってきて一言・・ 『切り替えするから奥の部屋に行こう』 と・・ ここで少し説明しておきます 当時のピンサロは 今の様にポッキリ料金ではなく 『切り替え』と言って最初に払って入店した料金に加え 店の中でもう一度料金を支払い女の子のサービスを受ける・・というシステムが多かったんです そして私の勤めていた店は『切り替え』をするとカーテンで仕切ってあるボックス席から 奥にある完全個室のこあがりへ移動しサービスをするシステムだったんです
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