特別なちから

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「そうね。ソフィに罪はないわ。けれど、あなたの言動から主人の品性は疑われるものよ。つまり、側仕えの教育がなってない、ソフィに否があるという認識は避けられなくなる」 「……わたしがお話すれば、ご一緒していただけるのでしょうか」 あら、物分かりがよくて助かる。 「えぇ。はそれでよくってよ」 はぁ、疲れた。 ダンスする前にこんなに疲れるってなんだろう。 そして、ソフィの側仕え、ダイアナから聞かされた、王族が持つ特別な力は、衝撃的なものだった。 それと同時に、あの白いモヤモヤがわたしにどうすべきかをあんな直前になって言ったのかがわかった。
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