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結果から言うと、ダイアナからの話は、前回の衝撃に比べれば大したものではなかった。
エドがゾーイのことをすきでいるあいだは、あのペンダントからは逃れられないということだった。だからといって、つけていなかったあの状態でも、勝手についてきてしまう、あの執念は恐怖そのものである。
素直にありがとうとお礼は伝えたけれど、そう教えてくれる彼女は、あくまでも敵。
本来なら無害でも、エドに好意を持っている以上、わたしの敵だ。
正直、こんなふうに接するのは良心が痛む。
世界線が違っていれば、仲良くできたかもしれないのに。
嫌なことも率先してさせる、ナイトメアという名前にふさわしい。
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