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『……そう。それじゃ、次に会うときが、蘇生できる権利を獲得したときであることを祈っているよ』
「……」
『あ、言い忘れてたけど、きみはこれから才女として、婚約者である王子と、その王子のことがすきな、ちょっと特別な力を持った平民の少女をいたぶるのが重要条件だから、忘れないでね』
「え……」
『グッドラック!』
「ちょ、ちょっと!!」
言い逃げするように、光はわたしの前から消え、また暗闇に包まれた。
これからが、本当の悪夢の始まりだった。
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