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『なにはともあれ、こういう形に収まってくれて本当によかったよ。初めて対面したとき、きみは飲み込みが遅くて察しが悪かったからね。まさかだったよ。いい意味で期待を裏切ってくれた。正直経過は微妙だったけど、結果は同じだ、初めの約束通り、きみを現世に戻して、裕福な生活をできるようにしてあげる』
な、なんだか話が読めなくて、よくわからない、けれど……
これは、もしや、喜べる案件なのでは？
もしかして、わたし、お金持ちの暮らしができるのでは？！？！
「……そっか。ありがとう、姿形が見えないよくわからないひと」
『姿形は見えなくても、ずっと傍できみを見守っているよ。今までも、そしてこれからもね』
「えっ、それって……」
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