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「おい、俺の獲物だぞ」
怒気を孕んだアルドの声。
腰が疼く、快感の波が去ってくれない
それどころか、ギリギリまで高められたペニスに追い討ちをかける様に、次から次へと波が押し寄せる
「今はもう私のものですよ」
アルドが戻ってきた、確認しないと…
でも、自分のペニスから目が離せない
早くいきたい、早く出したい
痺れる指先でソッと触れてみると、脳を抜けるような快感が走る
もっと、もっと、イくまで
自分でペニスを握り込むが、痺れた手では思うように力が入らない
ダメだ、足りない
「ふざけんな!トーヤに何しやがった!!」
「少し血を頂いただけですよ」
「は?あの団長サマが人間の血を?笑わせんな」
「"元"団長ですよ。…それより、貴方のような鬼風情が人間のお守りですか?その方がよっぽど笑えますが」
2人の声がどこか遠くに聞こえる。
早くイきたいのに、イけない
上手く力の入らない自分の手じゃ足りない!
ペニスの先を指で押した瞬間、さっきの快感を思い出す。
早くさっきみたいに耳の中を犯してほしい、もう一度先っぽを押しつぶしてほしい、ゆっくりと上下に擦ってほしい。ロワン、早く戻って来て
もう我慢できない、おかしくなりそうだ。
「っロワン…早く、もっとシて……!!!」
痛いほど張り詰めたペニスを扱きながらロワンを呼んだ。
早く気持ち良くしてほしい
「すみません、ご指名です。」
「おい!ふざけんなっ!トーヤに何したんだ!!」
「ですから、血を頂いただけです。その際痛くないようにと魔薬を注入したので……魔薬が身体に合わなかったみたいですね」
「痛くねえように?いつからそんな優しくなったんだ?」
「……ふふ、貴方の相手は後でしましょう。」
一心不乱に上下に扱く手に、白い手袋をしたロワンの手が重ねられた。
ハッとして顔を上げると、先程と同じように片膝を地面についた美しいロワンの姿だ
やっと来てくれた
期待に鼓動と体温が急速に上がって行くのがわかる。
「お待たせしました。我慢、できなかったんですね?」
こめかみに口付けられ、くすぐったさと気持ちよさで思わず目を細める
「どうされるのがお好きですか?」
そう言いながら妖艶に微笑んだロワンが白い手袋を口で咥え脱ぎ捨て、俺のペニスへと指を這わせた。
少し冷たいその手はゆっくりとした動作でそのままペニスを握り込み、根元まで指を滑らされ腰が震える
「ゆっくりと、下から上まで擦られるのが好き?」
「っう、ふぅ〜〜ッ」
「それとも、先端を乱暴に潰されるのがお好きですか?」
「っゔあッ!!ぁうゔ!」
「強めに早く擦られるのはどうでしょうか?」
「あっ、あっあっ、あぁッ〜〜〜!」
甘い囁きと共に全てを実践され、もう今にもはち切れそうだ。
身体の奥から甘い痺れと熱がどんどんと迫り上がって来て、頭の中を真っ白に染め上げて行く。
「ッん、ぜん、ぶ!全部!すきっっ!!」
どれかなんて選べない、全て気持ちいい
全部して欲しい、もっとして欲しい
開いた口は閉じないし、ペニスの先からはカウパー液が次から次へと溢れ出していき、卑猥な音をたてる。
俺の言葉を受け取ったロワンが、ゆっくりとペニスを扱きながらもう片方の手で、亀頭を押し潰す。あまりの快感に視界がチカチカと瞬き腰が跳ねた。
ゆっくりと上下に動いていた手が次第に早くなって行き、それに合わせるように絶頂感が上がってくる
もう、イきそう
「んンンッ!あっ、あぅ、イくっ、いっちゃう…ッ」
「存分にイってください」
「っあ、あ、やっ、イくぅっ…ぁああ!」
先端の敏感な部分を強く押されて、身体に電流が走ったような感覚と共にロワンの手の中へと射精した。
白濁とした液体がロワンの綺麗な指から溢れるのを見ながら、甘い余韻に浸る。
腰が溶けて無くなったのではないかと思うくらい、今までに感じた事もないくらいに気持ちよかった。射精したことによって少し冷静になる思考、でもなぜか身体の中の熱と、甘い痺れが引いて行くような感覚はない…というかむしろ、
「…ぁっ、なんでえ……?」
イったばかりのはずの俺のペニスはもう首を持ち上げていて、お腹の奥でジクジクとした甘い痺れがペニスを突き上げる
足りない、全然足りない
もっと気持ちよくなりたい
でも怖い、恥ずかしい
おかしくなった自分の身体に涙が溢れ、思わずロワンの腕にしがみついた。
「もっと気持ちよくしてあげます」
その言葉と共に、臀部で引っかかっていたズボンと下着を一気に膝まで引き下ろされた。
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