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アルドの胸の中で小さく息を整えていると、急にロワンに腕を引っ張られ、力が抜け切っていた俺はそのまま、ロワンの腕の中へ倒れ込んだ。
「魔薬の効果がきれてきたみたいですね」
「ンあっ、う」
ズプリ、とアナルから指が引き抜かれ小さく身体が震える
腕の中で息も絶え絶えになっている俺の頭に、ロワンが唇を落とす。その直後、ぐるりと視界が周り、背中に感じるロワンの体温。そして、目の前には額から汗を拭うアルドの姿
何が起こった?と脳が状況を理解するより早く、後ろから肩口にロワンの顎が乗り、太腿の下をその手がゆっくりと這ったかと思うと、お尻に近い内腿を掴まれグッと足を開かれた。
目の前にはズボンの紐を解くアルドの姿
恥ずかしさで顔が熱くなり、慌てて震える手で前を隠すが、アルドの熱い視線は俺が隠したペニスではなく、もっと下を凝視している。
紐を解きズボンを降ろしたそこには、すでに勃ち上がったアルドのペニス
それは俺のと比べると大きく、太い
「ええ…下着はどうしたんですか」
「ンなもん、数十年前に要らねえって気づいたんだよ」
「いや、要りますよ」
いや、要るよ。
俺の思いとロワンの言葉が思わずシンクロした。
降ろしたズボンを少し乱暴に脱ぎ散らかしたアルドがニヤリと笑う
逞しく、鍛え上げられた美しい肉体。だが、俺にはそんな肉体を見ている余裕などは無かった
目の前に現れたアルドのペニス、あられもない姿の俺自身
これから何が起こるのかなんて、馬鹿な俺にも分かる
絶対むり。あんなの入らない
頭ではそう思うのに、お尻の奥がズクズクと疼き心臓が高鳴る
「ゃ、やだっ」
アルドのペニスから目を離せないまま、少し身体を捻って小さく抵抗すると、後ろにいるロワンが俺の首筋をペロリと舐めた。
ゾワゾワとした刺激に思わず鳥肌が立つ
「もう一度、魔薬入れましょうか?さっき程の効果は無いと思いますが…」
ま、まやく?俺そんなの入れられてたの?大丈夫?後遺症…依存性とか色々大丈夫??
「要らねえ。なしでヤりたい」
「分かりました」
俺が嫌だと言う前にアルドから要らないとの声が上がり、ロワンがそれを了承した
それは良かったのだが、俺のこの状況は何も変わりそうには無い。
このままだと俺、鬼とセックスする事になってしまう…
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