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番外編 朝立ちのジョージ 3
「あぁんっ!あぁん!そこっ!もっと!もっと突いて丈瑠っ!」
アパートの一室で激しく交わる城次と恵子。
「やっぱお前は最高の女やで恵子ぉ!くぅっ!脳天シビれるぅ〜!!ハァ、ハァ、よぉニィちゃん!そんなとこで見とらんと一緒にやるかオイ!まだ穴は余っとるぞ!ガハハハハ!!」
部屋の隅で縮こまっている青年。先程、城次と一緒に脱獄したばかりだが、金もズボンもないのでとりあえずついてきたのだ。
「そろそろいくで恵子っ!!本日12回目の打ち納めやぁ!!」
「きてぇ!きてぇ!あぁっ!あーーー!!!」
グッタリ折り重なるようにして倒れ込む2人。それにしても部屋の中の熱気と湿気がひどい。青年が蒸し暑さに耐えきれずに横にある小窓を開けると、心地良い風が入ってきた。そして青年は少し間を置いてから振り返って言った。
「城次さん。僕を子分にしてくれませんか」
城次はいつのまにかスーツを着て髪を整え、ふかふかのソファに全身をうずめて、至福のタバコをふかしている。恵子は着物にきっちり着替えたうえに、朝食の3品目に取り掛かっていた。いったいこの数秒で何があったのか、青年は悔やんでも悔やみきれない。
「毛ぇ生やしてから出直してこい。話はそれからや」
ニヤリと笑う城次。
-(エンディングテーマ)ドラ息子の機関銃
どぅっるどぅどぅ〜、どぅ〜どぅどぅ〜、どぅどぅ〜どぅどぅ〜、どぅどぅ〜どう〜!!
ピーピーピー!ピーピーピーピー!!
ご視聴いただきありがとうございました。
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