番外編 朝立ちのジョージ

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番外編 朝立ちのジョージ

(主演)城次丈瑠 (ヒロイン)恵子 城次が刑務所の冷たくて硬いベッドで目覚めた時、どうしようもないぐらいに朝立ちしていた。もはやズボンを突き抜けている。もちろん決して尿が溜まっているのではない。もう1週間、恵子と交接していない。今回のムショはなかなか厄介だ。数ある脱獄のパターンが全て通じない。 「あのクソ刑務官の奴等、何が今度は年貢の納め時じゃ。フッフッフ。笑けるで。今に見とれよボケ。待っとれよ恵子!ぶちかましたるからな!!」 「ちょっとすいません、うるさいんで静かにしてもらえますか?」 城次がチラリと横を見ると、ひょろっとした若いにいちゃんが部屋の隅で膝を抱えて、じっとりとした目でこちらを見ている。よく見ると端正な顔立ちをしている。 「なんやにいちゃん、いつからおったんや」 ニヤリと笑う城次。 「一週間前からずっと一緒にいるでしょ。いい加減そのデカい独り言やめてもらえますか?」 「お前、なにして捕まったんや?」 「いや、僕の話聞いてます?」 「人殺したって顔はしとらんな」 「‥受け子ですよ」 面倒くさそうに答えるにいちゃん。 「受け子かいな!そらどうも、いつもお世話になってますぅ」 ニヤニヤしながら、わざとらしくペコペコする城次。 「もう僕の人生終わりですよ」 「なにをしみったれた事いうてんねん、気色の悪い。お前らみたいなアホがおるからオレらは稼げてんねやんけ。お前キンタマついてんのか?ちょっと見してみぃ」 ズボンを無理やり脱がそうとする城次。 「ちょっと!やめてくださいよ!なにするんですか!ちょっと!誰か!助けて!誰か!」
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