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頬に熱が集まる。遠く離れたところで今、この瞬間峰山が自身を扱いている。その事実が信じられそうにない。峰山の声にあてられ、保のものはすでに上を向いていた。下着をずりおろし、直に触れる。少しひんやりとした手に握り込まれてそこはぴくぴくと震えていた。上下にゆっくり手を動かすと、腰がびくびくと揺れる。声を出さないようにもう片方の手で口を塞いだ。
「保。おまえはどこが弱いんだ? ……っ……ぁ……嫌じゃなければ教えてくれ」
「……先っぽが弱い」
くすっと笑い声が向こう側で聞こえる。言った直後に保は赤面した。なにを言ってしまったんだろう俺は。
「そうか。先っぽが弱いのか。……っ……男はみんな好きなところが似てるのかな」
「さぁ、どうだろっ」
ひゅっと喉奥で声が上がる。声がうわずってしまった。ぎゅっと張り詰めた自身のものを握りながら体を固くする。
「……今、保もしてるんだろう? 怒らないから教えて」
優しい声に誘導されて、うんと答える。すると、静かに囁いてきた。
「一緒に気持ちよくなろうよ、保……」
びくっと竿が揺れた。先端を親指の腹で擦ってやると、今にも出してしまいそうになる。
「っ……もう出そうなんでしょ。いいよ、俺が聞いててあげる」
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