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「っ……ん……」  素直に声を上げる自分に驚きながらも、止められなかった。先走りがとろとろと溢れてきて手のひらを濡らす。それがたまらなく気持ちよくて自ら腰を揺らしていた。 「ほんとに可愛いやつだよ、保……っ」  電話の向こうにいる峰山も息が荒くなってきている。そろそろピークなのかもしれない。 「峰山さん……っ……」 「保……」  名前を呼ばれて、背中に電流が流れたようだった。びくんびくんと腰が跳ねて手のひらに精液が飛び散る。鈴口に残った残液を押し出すようにまだ硬いものを緩やかに動かした。 「保、いっちゃったんだね。じゃあ俺もいこうかな……」  はぁはぁと肩で息をする保の声を聞きながら、峰山は自身を追い詰めていく。両手で筒を作り、その中を出し入れする。腰を振るのが止められなくて、布団がぎしぎしと音を立てた。足先がピンと張って、用意していたティッシュの中に精を吐き出す。二枚では足りず、手のひらを濡らしてしまった。ここ最近自分で処理する暇もなかったので当然と言えば当然だが、自分の吐き出した濃い雄の匂いに顔を顰める。  保はそんな峰山の喘ぎ声を聞きながら、再び硬くなったものを扱いていた。裏筋を念入りに擦って快感を貪る。 「っ保……。ありがとう。すごくよかった……」  吐息混じりの声で名前を呼ばれて再び体が熱くなる。頭から湯気が出てしまいそうだ。 「疲れたろ。ゆっくりおやすみ。じゃあ、明日も早いから切るよ」 「おやすみ……」  電話が切れると、保は股間にあてていないもう片方の指を自身の口に入れて唾液をつけた。その手をスウェットの中に入れて、直に胸の突起をいじる。峰山がしてくれたように、緩急をつけながら撫でたり摘んだりしているうちに股間がさらにむずむずと熱を帯びてくる。濡れた指で弾かれ、上半身がびくびくと揺れた。 「っは……」  ひっ、と息をつめて腰が上がる。びくんと大きく揺れると、下着の中に精を放っていた。どぷどぷと溢れるそれは止まらずに下着を汚していく。 「明日洗わなきゃ……」  下着の中を一望して、ふっとため息をつく。何してんだろ、俺。
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