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「俺のこと嫌いじゃないだろう?」  保に魔法の言葉を囁くと、小さく頷くものだから抱きしめたい衝動に駆られてしまい、そのまま両腕を背中に回した。火照っているように体が熱い。 「手、動かしてくれる?」  操り人形のように素直に言うことを聞く保の髪を撫でながら、ゆるゆると与えられる刺激を貪る。自分より小さな手が一生懸命動いている。それが嬉しくてまた質量を増やしていく。自ら下着を下ろして直に触らせた。おそるおそるといったふうに保の手が動く。その手のひらを重ねるようにして自身でも扱いた。くびれのところを丹念に握り込んでいると、勝手を知ったのか保が大胆にも両手を使って触れてくれる。とめどなく先走りがあふれる先端もぐりぐりと弄ってくれた。 「ん……気持ちいいよ、保」  思わず息が上がって、吐息が漏れてしまう。ほんとうなら今すぐ押し倒して襲ってしまいたい。しかし、それは保に嫌われてしまうから諦める。そんな時間がゆっくりと流れていると、保が小さな声で呟いた。 「俺も、してもいい? 峰山さんの舐めたい……」  その言葉に体が反応した。どくどくと脈打つものが保の太腿に触れる。硬度を保ったそれを握りながら保が俺の足に顔を近づけてくれる。当然ながら保の下半身が目と鼻の先にくる。堪えきれずに、まだ少し反応している保のものを口に含んだ。びくっと腰が上がるが、精一杯俺のものを頬張ってくれる。頬の内側に先端を押し付けられ、自分の腰が揺れるのがわかった。ひどく興奮している。シックスナインなんてしたことないんだろうな。拙い保の口の動きがもどかしくなり、自分でゆるゆると腰を上下に動かすと保はそれに合わせて口をすぼめた。裏筋に保の小さな舌が擦れて気持ちいい。すかさず保のものも丁寧に舐めてやる。足の方で甘い声が上がった。
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