進路

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偶然、教えてくれた携帯に掛けてみた。 何度掛けても出ない。 店長から連絡が来た。 内容は鮫島さんの話だけで、心配した声で 僕を気遣ってくれた。 僕はそれを機にバーテンを辞めた。 はずなのに。 後日、店を辞めた僕に手紙が来た。 差出人は、鮫島さんの御家族。 鮫島さんの遺書が何枚かあり、僕宛てのを 見つけ、送ってくださった。 内容はバーテンとして働いて欲しいという事、 この事に至った理由…… 色んなことが綴ってあった。 それを読んで自分の今後を決めた。
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