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「はい、これに着替えて、タクシー呼ぶから。」 「車で行くよ。」 「運転できないよ、まあ君。」 と俺に着替えを私と、スマホで電話をかける結衣。 やっと着替え出す俺。 「15分くらいでくるって。」 「うん。」 結衣に手を引かれ、玄関を出る。 マンションのエントランスの前にすでにタクシーが1台停まっていた。 荷物と俺を押し込むように後部座席に乗り込むと 「東京駅までお願いします。急ぎで。」 とハキハキ喋る結衣。 俺は窓の外を眺めていた。 駅に着くと、結衣は新幹線のチケットを買って、駅のコンビニで飲み物を買って、乗り場に向かう。 俺は荷物を持ってその後ろをついていく。
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