うさぎコンプレックス

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横で「アイツ真のアホだね」と言う晴美の声が聞こえた。 子供達の泣き声は響き渡り、「子供は見たらいけません!」と言いながら自分の手で子供の目元を隠す親も見えた。 ヒューヒューと茶化す若者もいた。 あたしは今のこの夢のような現実に、ただただ呆然と立ち尽くしていた。 するとぴょんぴょん…の格好をした男の人は一歩ずつ私に近付き始めた…
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