うさぎコンプレックス
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彼はニコッと微笑むと、そのままスタッフルームの方へと連れて行かれてしまった。 寂しい気持ちもあった。 もっとお話だってしたかった。 連絡先も渡したかった。 でも意外とあたしの気持ちは落ち着いていた。 だって、またここへ来たら会えるもの。 「晴美、帰ろうか」 「…………うん」
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