描写スカスカ問題

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描写スカスカ問題

またまた来ちゃいました! ここいらでちょっと弱音吐かせてください~! もうホントマイッチングです!← 結論から申しますと、自分の書く描写のスカスカさに悩んでます(笑) もうホント、かなり落ち込むくらい悩んでます。 本を読んだり、エブリスタさんでも様々な作品を読ませてもらっていて、どの作品も素晴らしすぎて、ひれ伏しました。 自分の作品には何が足りないのか、何が違うのかをよく考えた結果、シンプルにお話の面白さとかもありますが、やっぱり一番は描写力が乏しいのだと気づきました。 まず、そもそもあまり風景描写とかをちゃんと書いてないんですよねえ(天竜川ナコンさん風) だから中身がすかすかで、お話自体すぐ終わっちゃう(笑) 最近は本当に、五万字まで行き着くのもしんどくなってきました。 妄想コンテストにも度々挑戦するんですが、頭の中では八千字くらいまで書ける内容だと思うのに、実際書くと三千字とかで終わってしまいます(笑) 自分でも、早っ!って思います。 やっぱり描写力なんです! うおー! うおー! うおー! もっと詳しく素敵に表現したい! 最近グッと来た春の描写を紹介させてください。(いきなり) まず、江國香織先生の「ウエハースの椅子」より  春。  私はある日仕事場の窓をあけ、春がきたことを知る。いつもそうだ。春は忽然とやってくる。空気が、甘くやわらかくほどける。前日までの空気と、それはまったく違っている。 ……うおー! 素敵ー! めちゃくちゃ共感できるし、自分が感じていた、でも言語化できなかった感覚を教えてくれる感じです。  『甘くやわらかくほどける』って文章、とても好きです。 つづいて、小川洋子先生の、「シュガータイム」より。  夜、身体を包む空気がゼリーのようにゆっくり固まり始める頃、眠りの小人が訪れて耳小骨のあたりをノックする。透明な音が心地よくわたしの中で響く。扉を開けると、そこは眠りの世界だ。ゼリー状の空気をぶるんと震わせて、わたしは扉の向こう側に落ちてゆく。  その時、何か密やかな気配を感じることがある。赤ん坊のため息のような、砂時計の砂のような、とても微かな気配だ。匂いも感触もないのに、わたしは確かにそれを感じることができる。  一年に一度か二度、特別な春の夜の話だ。 もう、ほんとうに、良すぎる! 描写がどこもかしこも美しすぎます! うっとりとため息が出ちゃう! うまく言えないんですが、ワード一つ一つにグッときます。 空気をゼリー状と表現するの、すごく好きです。江國香織先生の小説でも、たしかゼリー状の空気出てきました。 私も空気をゼリー状にしてえー!(笑) ホントに憧れます。 やっぱり素晴らしい描写って、感性の問題なのかなって思いました。 私には感性が足りないのです(笑) そういうのって生まれつきのものもあるかもしれませんが、できることなら少しでも感性を手に入れたい! その為には、たくさん本を読み、漫画を読み、映画を観たりドラマを観たり、音楽を聴いたりして、たくさんインプットしていきます! あとはもっと日々を全力で生きなきゃなと反省しました(笑) もっと五感を使って、毎日の生活を味わっていきたいと思います! そんなこんなで、しばらくは修行の日々です! コンテストに応募するのもしばらくはお休みです(もう出せそうな作品がない涙) だけど拙いながらも、書くことだけはずっと続けていきたいと思います。 私の強みは書くのが好きってことだけなので!(なら今書けって感じですよね) 読んでくださる人への感謝を忘れずに、細々と書いていきたいと思います! そんなこんなで長々と失礼しました! おかげで頭の整理ができました。
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