強制異世界転生

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強制異世界転生

内容は鮮明に覚えているけど、いつ見たのか不明。 二週間くらい前だったかな。メモしておけば良かった。 個人的には悪夢。 ――――――――――――――――――――― ゲームのような異世界で、第二の人生を送ることができる。 しかも、ちょっとした手術で異世界転生が誰でも可能。 そこまで技術が発展(?)している現代で、私は異世界転生をしてみたいと思った。 ただの好奇心で、「異世界転生希望」という書類を書いてしまい 私は即、異世界転生をするための手術をすることに。 病院で手術の内容を聞いて、私はめちゃくちゃ驚いた。 だって、麻酔をして開腹して、そのまま死ぬまで待つ、という手術。 それ……手術か? その開腹前に、特殊な注射をすると異世界転生できるらしい。 その注射だけで良くないか? ってゆーか、注射も開腹もそのまま放置されるのも全部怖い。 私は拒否しようと思ったが、もう遅かった。 注射を打たれ、死にたくないと叫びながら、私は転生。 事前に医者は「記憶は転生後には引き継がれない可能性がある」と説明されてあった。 しかし、転生後、私は前世の記憶がしっかりとあったのだ。 だが、転生した先が悪かった。 洞窟でめちゃくちゃデカいモンスターが暴れており、周囲の人みんな逃げている。 でかい岩とか投げてくる。 転生した瞬間に死ぬの嫌だ! ってゆーか、転生するよりも前世で普通に生活していたほうが幸せだった。 そんなふうに後悔をしても遅い。 モンスターは大暴れし、私は逃げるだけで精一杯。 そこで目が覚めた。 ――――――――――――――――――――― もともと異世界に転生したいという願望がないので なぜ私が転生する手術に同意したのか不明。 手術(?)がとにかくめちゃくちゃ怖かった。
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