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ご近所の殺人鬼
2020.6.30のメモより。
近所に殺人鬼がいることに気づき、その殺人鬼に追いかけられる、というごくシンプルな悪夢。
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町内会の集まりで、ご近所のおじさんのちょっとした発言に、殺人鬼だということに気づいてしまう。
周囲はみんなお酒に酔っており、殺人鬼の話は聞いていなかった。
お酒が飲めず素面な私だけが、その発言を聞いていたのだ。
ある日の深夜、殺人鬼は我が家にやってくる。
その日は偶然にも夫は家におらず、猫たちも実家に預けていた。
殺人鬼の襲来に命からがら逃げる。
家を飛び出し、安全そうな家を探す。
しかし、もう深夜でどこの家も灯りがついていない。
そして一軒の家が灯りがついているので、私は急いでその家に駆けこんだ。
インターフォンを鳴らすと家主が出てくる。
「私、〇〇さん(殺人鬼)に殺されそうなんです! たすけてください」
必死でそう言うと、家主はこう言った。
「ごめんなさいね。私、〇〇さんからあなたが夜中に家に来ることがあっても入れるな、って言われてるの」
家主はそう言って家のドアを閉めてしまった。
殺人鬼は既に近所に人に根回しをしていたのだ。
私がそのことに気づいた時、殺人鬼は私のすぐ近くにいた。
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この辺で目が覚めた。
いやあ、怖かった。
こういう「自分を殺そうとしている人間に追いかけられる」という夢が、一番怖い。
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