暗殺ノ章

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「じゃあ行ってくるね! お土産も買ってくるから!」 フレデリカはそういうと自分の家へと帰った。 翌朝、日も昇らないうちに町を後にし、村へと向かった。 村に行くまでフレデリカは綺麗な景色を眺めたり、野生動物たちと触れ合った。 村に着くと村長が出迎えてくれ、村に宿泊施設がないため村長の家に泊まらせてもらうことになった。 その日は村中の人たちが集まり、お祭り騒ぎだった。 翌日、村長とフレデリカの両親は商談のため話し合いをしていた。 遊ぶ相手もおらず暇を持て余したフレデリカは村の近くの森へ行くことにした。 昨日村長から森には多くの動物たちや植物があると聞いたので、動物たちと触れ合えることを心待ちにして早足で森へと向かった。 森の入り口に入ると村長の言った通り多くの動物たちや植物は生えていた。 動植物が大好きなフレデリカは興味のあまりに森の奥の方へと行ってしまった。 「ここ、どこだろう・・・?」 気づけば周りは薄暗く、太陽が沈み始めていた。 しかし奥まで進んでしまったフレデリカは迷子になっていた。 「パパ、ママ、どこぉ?」 日がゆっくりと沈む中、フレデリカは泣きじゃくりながらも必死に元の来た道を辿る。 森の入り口に戻る頃にはもう辺りは真っ暗だった。 「この臭い・・・なんだろ?」 森の入り口周辺にはなにか煙臭い、そんな臭いが漂っていた。
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