名無しの少年が【さち】になるまで

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「このっ!なんでっ!こんな子が!生まれてきたんだ!」 ドカッゴッゴッバン! ものごごろついたときにはこういうかいわがあたりまえだった。 なぐられたり けられたり たたかれたり ものをなげられる 【いたい】ってものはなくなった 「気持ち悪い!あんたみたいなゴミを見るたびにイライラするの!」 「ごめ………な……」 バシッ 「声出すなって言ったでしょ!もう、ほんとにイラつかせるんだから!」 きずいたらなにをされても【こえ】はでなくなった。
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