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「ぉ!?」
理仁が布団から顔を出し、こっちをじーっと見ていた。目が合うと、ニヤリと兄そっくりな表情で笑った。
「とうちゃん、とんのんのんり」
「……。」
「なにしてんの?」
僕らが答えるよりも先に、理仁は布団からぴょんと飛び出してきてとっとこと駆けてくると、僕と兄の横に座った。
「とうちゃん。ぱい、ちゅっちゅしたい」
「えぇ……」
理仁が兄の懐に潜り込もうとしてくるので、僕は兄の上から降りた。布団の中を足で探り、兄の下着を探り当て、こそこそと兄に手渡す。しばらくゴソゴソやって、兄はなんとか下着を履いた。僕も自分の下着を探し出して身に付けた。
「とうちゃん、これ、これ」
理仁はパンパンと兄のスエットの胸元を叩いた。
「しょうがねぇなーもー」
兄はあっさり、上着を鎖骨の上までガバッと持ち上げた。
「ふぅん、ふぅん!」
理仁は獣のように顔を横に振りながら兄の乳首にふるいつき、口に含んだ。
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