奇行

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しばらくして警察が来たときも連中は真っ暗な中でバカ騒ぎの真っ最中 だった。 「こらっ!!」 パトカーがN恊の中へ入ってきて 警官が飛び出して連中に発した。 私は庭に出てそれを見ていたが 連中は蜘蛛の子散らすように散り散りになって逃げた。 女の子たちはN恊の建屋の横から一本道の方へ しかし、のろのろと出ていった。 「こわいこわい、、、」 女の子達の囁きあってる声が私のいるところまで聞こえてきた。 ただ、別に走っているわけでもなく、やれやれといった感じを 受けたのには妙な違和感があった。
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