前書き

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少しだけ、自分のこれまでをざっとお伝えしようと思う。 中学・高校ではクラスメートにいじめを受けて育っていた。 いじめられても不登校にはならず、毎日登校していた。登校しないと親が気にするからだ。何でもない顔をしながら、やり過ごす日々。 そんなはずだったにもかかわらず、高校生の時友人のいじめからうつ病になり、メンタルクリニック(精神科)を受診するようになった。 周りからみた自分は、学生時代の知り合いに聞けばこぞってこう答えるだろう。「とにかく真面目な人間だ」と。 例えいじめであっても、人から何を言われても愚直にこなしていた。 真面目であるのと共に、よく言えば芯がぶれないともとれるのだが、とにかく頑固だ。 それゆえ、高校時代海外の修学旅行に行くも、異文化交流や別のカルチャーに触れることが非常に嫌いであった。ダンスパーティに現地の方が折角声がけをしてくれても「NO!」と拒んでいたくらいだ。ホストファミリーも非常に困惑していたそうだ。 修学旅行にも各種睡眠薬を3種類程度持っていったが、どれも自分には効かない。効いているという実感もない。非常に厄介な人間だったに違いない。 その姿勢は「三つ子の魂百まで。」といわれるように今でも多少変化はしているが改善は乏しい。 後述するが、離転職も繰返し、発達障害という診断も前医でされ、友人からは「社会不適合者」と呼ばれたり、病気から人間関係が悪化し、仲の良かった友人が去っていくことも度々あった。
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