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幸せに限りがあるとしたら
幸せに限りがあるとしたら、この不幸にも限りはあるのでしょうか。
長い夜は一向に明ける気配がありません。このぬくもりに包まれたまま死ねたらいいのに。一緒に映画を見ながら笑って私の作ったものをおいしいおいしいって言いながら食べてくれて、作りすぎたプリンを食べきれないよって言いながらも全部残さず食べてくれて、これ以上の幸せがあるでしょうか。
少年みたいに笑うあなたが好きです。仕事が終わってまっすぐに帰って来てくれるあなたが好きです。それなのに朝まで一緒にいてくれない、ずるいね。
悲しいなんて思うことにも疲れちゃったから、今日もあなたとのやりとりを見返すね。そうすると寂しさがちょっぴり薄まる気がするよ。大好きなんて言われるたびに私の脳みそは死んでいって、正しい判断ができなくなるよ。
愛しちゃってごめんね。
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