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翌朝、仕事を休んだ健治と朝寝坊をして、朝ごはんを食べた後、引っ越し業者の見積もりサイトを検索した。だいたいの荷物の量と日にちを入れると見積り金額が出る。平日をチョイスすればお得だし、空きもある。
今日は月曜日で、最短の日程で申し込めるのが木曜日だったから、その日に申し込み。後は、リビングテーブルとソファーをリサイクル業者に依頼した。
その後、近くのコンビニで婚姻届をマルチコピー機で、ダウンロード印刷。
前に出した婚姻届と違って華やかで可愛らしい絵柄を2部印刷した。
イマドキだなぁ。と、妙に感心してしまう。
「保証人の欄どうするの?」
「また、アイツらに頼もうかな? きっと、呆れられるけど、喜んでくれると思う」
「あ、西川君と新庄君か、そうだね。こんな短期間に何やっているんだって、きっと、呆れられちゃうね」
西川君と新庄君が唖然とする様子が思い浮び、くすくすと笑った。
「2人に”ありがとうよろしく”って、言っておいてね」
「ああ、離婚の話をした時に美緒のこと心配していたから伝えておくよ」
一瞬、離婚届けを書いた時の切なくて辛い思いが蘇る。
弱かった自分が楽な方に流された結果。
「ん、今度は離婚しないから大丈夫だよって言っていいよ」
私の言葉に健治はふわりと微笑み、私の手を取り歩き出した。
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